たじゃきの雑記 旅日記
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たじゃきの雑記

2019 / 08
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撮ったどー!

5月21日7時34分54秒
金環日食
まる!

三木山フェスタのあと、一人向かった先は三重県は鳥羽。
伊勢半島の先っちょは金環日食のほぼ中心になるので今回はここで撮ろうとずいぶん前から考えていたのである。

しかし・・高速道路運転中ポツラポツラ雨が降り、「明日は無理かな」と思いつつもここまで着たからには引き返すわけにもいかず、鳥羽市到着。
とにかく眠いのでドライブインに車を停め、シュラフを広げて車中泊。

朝、第一接触の1時間前に目覚ましをかけていたが、その5分前に目が覚める。
普段は2度寝は当たり前なのだが、現金な性格なのか、こういうときはたいてい目覚めが良い。

さて、コンビニで買ったコーヒーを飲みながら、東の空を見てると次第に明るくなるものの雲は分厚い。

「このままここに居て見れるだろうか?」

北のほうはいくぶんか晴れ間が見える。
何もしないで見れなかったはつまらんな。やれるだけのことはしよう。
観測地点を北に移動することにした。

移動中、晴れ間はだんだん広がってくる。ひょっとして移動しなくても大丈夫だったかもしれない。
3、40分位走っただろうか、そろそろ欠け始めの時間かなと思った頃。奈良の実家でバカンスを楽しんでるはずの某パラノーツのトランペッターさんからメールが。

「太陽かけはじめたね!」

もうここらでええやろ。国道を外れて車を置ける場所を探す。
着いた場所は松坂港。

日食メガネで覗けば、見えます。欠け始めた太陽が!
急いでカメラを取り出し三脚を立てて撮影開始!
慌ててたせいか最初の数枚は三脚が揺れててブレブレ。

こんな状態から観測開始。
日食欠け始め

第2接触から第3接触まで
日食合成1

日食合成2

日食合成3

月の表面のでこぼこにより、リングのうすくなったとこが点々になります。(かなり一瞬です。拡大表示で狙い打ちしたほうがよかったかな)
ベイリービーンズ
等倍でみたらかなりぶれてたのでトリミングはここまで。

完全にもどるまで見ようと思ってたのですが、雲が出てきて隠れてしまい・・
日食 雲で陰る
撮影はここまで。

しかし肝心要の金環が納められたので、大満足。
前後の天気があまりにも悪かったので、よくこの時間だけ晴れたなといった感じです。

無理そうで、いけたーと言うのが1番嬉しいパターンですな。
ラッキーでした。
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日食撮影後は・・

せっかく伊勢まで来て日食を撮るだけではもったいない。

やはり行くのはここでしょ。
伊勢神宮 御手洗い前
一生に一度はお伊勢参り。4回目だけど。

本殿に近くなるにつれ周囲の木々がだんだん大きくなります。
伊勢神宮 巨木

本殿前
伊勢神宮 本殿前石段

本殿は撮影NGなので入り口まで
伊勢神宮 本殿前鳥居 

お参り後はおかげ横丁赤福本店にて
赤福
一時問題があった赤福だがやっぱり美味しい。


さて、今回撮影場所に伊勢を選んだのは伊勢参りとは別の理由がありまして。
実は昔、三重に住んでいて林業してる時期がありまして。
今から17年前、僕が二十歳の頃2ヘクタールほどの山林を伐採して、植林したことがありました。
最後に入ったのは14年前、枝打ちした以来見ていません。

どうなったかな~・・気になるんですね。

というわけで伊勢から高速で少し戻り、勢和多気ICで下りて国道を西へ・・

着きました。
山小屋
休憩、泊まりに使っていた山小屋。

とにかく全てが懐かしい。

山の香り。
森の中にいっぱい生えてる羊歯。
大雑把な作りの山小屋。
昼寝が最高に気持ちよくなる薪ストーブ。
そのまま口つけて飲んでた沢の水。

材木搬出していた道は使われてないようで、大雨の増水でえぐられてグランドキャニオンみたいに。
狭くなった道を歩き植林した場所へ。

若木の森1
左が17年前植林した桧。右の大きな杉は切られずに残されたもの樹齢は多分100年近い。

植えたときは背中の袋に何十本と収まるような小さい桧でしたが、
若木の森2
それなりに大きくなってます。枝打ちした方がよさそう。

伐採で残った切り株も
腐れた切り株
それなりに古く、腐り、やがて土に戻るのでしょう。

思い出は山とあります。
そして過ぎた時間と変わっていくもの。

おおきなタイムカプセルでした。
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しまなみ海道輪行の旅 1日目

今年は8日から15日までが夏休みなので、その中の天気が安定してそうな時をねらって自転車でしまなみ海道まで旅に出たいなと思っていた。

予報では崩れそうなのは10日か11日でその後もあまりパッとしないような感じなので休みに入った8日から出ることにした。

さあ出かけよう!バックパックに必要最小限の荷物をまとめて、自転車にまたがり松江駅へ。

駅に着いたら早速自転車をたたみ、電車の切符を買う。
行き先は「新尾道」だ。

駅弁
駅弁なんて久しぶりに食べた。

新尾道からしまなみのスタート地点は近い。
畳んだ自転車を開いて走ればほんの10分程度。

到着。
おのみちらー

ここからすぐにしまなみ海道へ出るのもいいのだけど、尾道もゆっくり観光してみたかったので自転車を駐輪所に停めて歩きまわることにする。

小路
尾道の特徴、小路を散策。

組み体操的

階段下りる

急な勾配の地形に、民家、お寺が密集してて、その中を石段や小路が縦横に走ってる。
こんなとこに住んでたら足腰鍛えられそうだ。

巨大わらじ
健脚を願ってか、巨大なわらじ。

小路をくねくね歩いてると・・
カフェ
氷の文字の誘惑が・・・

甘と涼
手作りの梅シロップ。おいしー!

窓辺
入り組んだ町の中にこういう隠れ家的な店があるのもまた楽しい。

そろそろ今日の宿を探すかと歩いてると・・
猫
猫発見。

宿もとれたとこで活力の源を・・
明日に備えて給油
燃料満タン!明日は走るぞ!
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しまなみ海道輪行の旅 2日目

朝、自転車でうける風はすずしい。
尾道大橋から
しまなみ海道最初の橋、尾道大橋の上から朝日を見る。

いよいよしまなみ海道の長い道のりがスタートしたのだが、今回しまなみを走るにあたり、あまり事前に計画を立てていなく、目的地も特に決めてないのでゆっくり寄り道しながらのサイクリングである。

渡船
尾道から向島へは渡船が3つくらいあり、坂を登って橋を渡らなくても簡単に行き来できる。

気持ちよく自転車をこいでると見えてきたのが・・
因島大橋
因島大橋。
この橋だけ2重になってて車などが走る下に歩行者、自転車の道がある。

村上水軍城
因島水軍城。
ちょっと山の上にあったけど登れた。残念ながらこの日は休館日で中には入れなかったけど、城の周りは自由に歩けた。
城の下には寺があり、昔ここいらで大きな力を持っていた水軍、村上家のお墓もある。

因島から生口島へ
生口橋見上げる
島と島をつなぐ橋は下をくぐる船を考えて、かなり高く造られている。なので、橋の前後には必ず坂道があるのだけれど、しまなみ海道では自転車に考慮してゆるめの勾配に専用道路が設けてあるのがうれしい。

耕三寺博物館 考養門
華やかなのは耕三寺博物館の敷地内にある考養門。
ここ耕三寺は耕三寺耕三和上が母親の菩薩追悼のため30年以上かけて造った寺院だそうだ。
とにかく豪華絢爛な建造物の集まりだ。

その敷地の1番奥にはイタリアの大理石で広島の彫刻家が12年の歳月をかけて造った未来心の丘という、これまたすごい庭園が。
せっかくなので記念撮影を
オブジェにて

その後、お隣にある平山郁夫美術館を見学し、おなかがすいたので近くの店でたこ天丼をたべる。

気温もけっこう上がってきたけどまだまだ行けまっせ。
多々羅大橋
4本目の橋は多々羅大橋。ここから愛媛県。

鳴き龍スポット
この多々羅橋、主塔の真下で手を叩くと不思議な響き方をする。
建物の構造による鳴き龍現象で、道の横には拍子木が置いてあってそれを打ち鳴らして鳴き龍を聞くことも出来る。

大三島での寄り道は大山祇神社。
神樹
境内の中央には樹齢2600の巨大な楠。

境内を覆う
木陰が境内を覆う。

大山祇神社付近をぶらぶらした後は島を西から回って、次の大三島橋を目指す。
海沿いの道をぐるっと回ろうかと思ったが、けっこう坂道がありそうな感じだったので、ショートカットすることに。
軽めの峠をこえると、海の向こうにはかなり長そうな橋が見える。
そこそこ疲れてきたのであれは明日渡ることになりそうだ。
宿は次の伯方島でとることに決めた。

ぱんつ
伯方島へつなぐ大三島橋。このアングルで撮るとパンツに見えなくもない。

今回は旅行のガイド本を持っていってたので、宿を決める時はこれを参考に選んでいた。
決めた宿は光藤旅館という島の南がわにある家庭的なところである。
予約はしてなかったけどすんなりOK。さっそく風呂に入り汗を流す。

車海老
車海老はまだピクピク動いてる生海老だ。それを横で女将さんが食べたいだけ剥いてくれる。
新鮮な海老は少しも臭みがなく、身がぷりぷりしてて美味しい。
ある程度剥き身を食べたら残りは塩焼きに。これがまた甘くて旨い!ビールがすすむ。
他にも鯛のお頭やサザエのつぼ焼きなどなど・・満足な食事だった。

お腹いっぱい。おやすみなさい。
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しまなみ海道輪行の旅 3日目

朝目覚めテレビをつけると、ちょうどなでしこジャパンがアメリカ相手に0-2で負けてるところ、少し見てると鮮やかなパスワークからなでしこがゴール!

まだ見てたい気持ちもあったが、残りはダイジェストで見るとしてちょっとひとっ走り。

伯方港
夜明けの伯方港。

ご来光

雲映る港
早起きは三文の徳と感じる朝。

この日の作戦を前夜に立ててていた。
どうも11日は(4日目)天気が悪そうだ。
雨が降ってたらあまり自転車には乗りたくないので、走れるのはあと1日。
旅の前から、四国に着いてからの目的地をどうするか迷ってたけどやっと決まった。

宿の朝食は7時なのでそれまでに荷をまとめて、朝食をすましてすぐに出発。

大島大橋へ。
大島大橋
いい天気だよ。

橋から見る風景
穏やかな瀬戸内海。しばらくぼーっとしたいが先にすすむ。

大島でも寄ってみたいとこはあったが今回はパスする。そしてしまなみ海道最後の橋。
来島海峡
来島海峡大橋。今までの橋でダントツ長い。なんたってつり橋が3つつながってる。

夢のようなつり橋走破を終え、四国に着いた僕がまず向かったのは。
港町今治
今治市街。
かなり高い目線の画ですがそれもそのはず。ここのてっぺんから見た風景だから。
今治城
今治城だよ。
実は今治から船に乗ろうと思ってたのだけど、出港まで時間があったのでお城に行ってみたわけ。
この城は海水を引いてお堀にしたという全国でも珍しい城らしい。

時間が来たのでいざ。
出港
出港。
短い滞在だったけど、四国よ、また。

1時間ほどクルージングを楽しむ。
橋くぐる
さっき渡った橋をくぐる。たのしー。

着いた場所は・・・
岡村港
岡村島の岡村港。
ここは本州呉市から7つの橋でつながっている先端の島で、とびしま海道と呼ばれている。
明日の天気を考えるとこの日のうちに呉の市街まで行こうというのが作戦だった。
その前にちょっと寄りたいとこもあるけどね。

とびしまの橋
しばらく走ると見えてきた。7つの橋の内3つは目と鼻の先という感じ。

ひとつ目の橋は県境になってる。
県境
わかりやすいけど、なんかゆるい。いい感じだ。

さて、寄りたかったとこというのは・・
青い洋館
大崎下島の御手洗。江戸時代初期に開かれた港町で、古い町並みが見られるよ。

瓦
すいっ!

千砂子波止
チサゴバト カタカナ表記すると鳥みたい「千砂子波止」

御手洗 歩く

この先道のりも長く、腹が減ってはペダルもこげないので、
あなごめし
あなごめしを食べる。旨い。

ここからは走ることに専念するためカメラはバックパックにしまい、ひたすら進む。
とびしま海道はしまなみほど自転車に考慮した道はなく、思ったよりきつめのアップダウンが多かった。

7つ目最後の安芸灘大橋を渡り、めでたく本州に帰還となったけど、ここから市街までが長い。
なんといっても島と本土では圧倒的に交通量、人の数がちがう。
走りにくいなー。だんだん疲れが出てきた。

あとで考えると途中の駅から呉まで輪行でも良かったけど、とにかく無事に呉に着きホテルにチェックインし、レストランで地ビールを味わいながら旅の回想にふける。
地ビール屋

しまなみ、やっぱええわー。
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しまなみ海道輪行の旅 最終日

予報どうり、雨の朝。
雨の呉
せっかく呉まできたので観光を。みぎ前方の潜水艦はてつのくじら館。

まずはやまとミュージアム
大和

展示室
日本の技術を結集して作られた戦艦大和。
そしてはかなく沈んだ大和。
多くの事実からさまざまな考え、思いが交錯し、足が止まる。

スクリュ
やまとミュージアムから鉄のくじら館に向かう途中にある巨大スクリュ。

クジラの内部
潜水艦内部に入れるよ。こんな狭い空間でずっとすごすのは大変だね。

クジラの尾

くじら館から出た頃は雨もやんだので、呉の港、造船の風景が見たくなり、足を運ぶ。

造船中

クレーン

公園のクレーン

桟橋

海上自衛隊

戦争当時の戦艦をつくっていた技術が、その後の造船や様々な分野に生きて今の社会があるという。

技術とは諸刃の剣だね。使う人しだいでどんな結果にもなりうる。

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さて、4日に渡る旅日記。最終日はだいぶ雰囲気が暗い感じになっちゃいましたが、とても充実したいいたびでした。
しまなみ海道にはまたいつか走りにいきたいですね。とても気持ちいいんですよ。今度は暑すぎない春がいいかな。

呉を<br />歩く

では、さいなら、さいなら。
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白峰三山縦走の旅

ひと夏に一回は冒険したい欲求がある

あしがた

さあ、でかけよう
ひときれのパン
ナイフ、ランプ、かばんに詰め込んで

車窓とバックパック
衣食住のすべてをバックパックに入れて電車で向かった先は山梨県。

そう、かねてから計画していた南アルプスの旅のスタート。
会社が休みに入った7日から早速家を飛び出した。
天気予報は概ね良好。
新幹線でプレミアムモルツを飲みながら思いをめぐらせる。

8時間、電車に揺られ、着いた先は甲府。
南アルプスの玄関口、広河原にはここからバスが出てるので、翌日の早朝の便に乗るために駅前バス停に近いホテルにチェックイン。

夕飯を食べるには少し早いので近辺を散策することにした。

とんがりの碑
近くの舞鶴城址公園。

天守跡から望む
天守跡の高台からは明日登る南アルプスの山々が雲をかぶった姿を見せてくれた。
さらにここからは世界遺産になったばかりの富士山も見えるようだがこの日は見えなかった。

今回の縦走はこの中の白峰三山と呼ばれる北岳、間ノ岳,農鳥岳の稜線を歩く。
この日のホテル1泊と山中テント3泊の4泊5日の旅。

とりあえずガソリンを注ぎましょう。
生と突出し
この日限定でエビス生が350円の看板に惹かれて入ったお店。
なぜかカウンターの端にあるキャベジンが気になる。

腹一杯食べてホテルの床につく。
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白峰三山縦走の旅 2日目

朝、3時にセットした目覚ましより10分早く目が覚めた。

駅前からのバスの出発は4時20分。
まだ30分も前なのにすでにバス停は南アルプスに向かう人がけっこう待っていた。

2台のバスはほぼ満車で広河原にむかう。
この時期、広河原への林道は交通規制がかけられていて一般の車は入れない。

ゲートを通過し林道に入ったら納得。
細くグネグネの道、暗く細く1台しか通れないトンネル。しかもはねまくり。
みんなが車で来たらろくなことはおきないだろう。

バスに揺られながら目の前の景色はグングン変わる。
道の下に見える谷は深くなりこれから登る山のスケールを思わせる。

山のふもとまで 続いている道
森のはずれには サイロが見えるよ
車にゆられて 仕事にでかける
ぼくたちの顔に 朝日がまぶしい

ふと、そんな歌を思い出したのであった。べつに仕事に行くわけじゃないけどね。ほんのり楽しい気分なのだ。

到着。
広河原山荘
広河原山荘。ここで登山届けを提出し、いざ。

最初は森の中を上がって行く。
倒木と遊歩道
森の中は涼しく急な登りもゆっくり進めば苦にはならない。

道中、目を楽しませる野草たち。
蜂とピンクの野草

蜜をあつめて
蜂たちがせっせと蜜を集めるのであった。

本日、中継地点の白根御池小屋。
白根御池小屋
少し頭痛の気配がするので薬を服用。
行動食を食べて長めに休憩する。

再び登り始めるが、このへんから木々の丈が低くなる。
直射日光を浴びながらひたすら登る。

きいろきいろ

ヒトデにのったウニ

そろそろ開くか
時々、立ち止まり野草を撮影しては呼吸を整えてのぼっていく。

ずいぶん周りの山が目線まで下がってきたと思ったら、急に視界が開けた。
稜線に出る
とても写真では現せないスケール。正面奥の雲をかぶってるのは甲斐駒岳だろうか。
あこがれの稜線歩きの始まりである。

歩いてると肘に何かついた。
見ると蜂。
特に刺されるわけでもないのでしばらく放っといたが、ずっとついたまんま。
汗でもなめてるのだろうか。
ひじでひとやすみ

もうすぐ目的地の北岳肩の小屋。テントが見えて来た。
肩の小屋テン場
肩の小屋手前にあったケルン。
肩の小屋前のケルン
視界が悪い時はこれが頼りになるのだろう。

たどり着いた肩の小屋は、ただいま工事中でひきりなしにヘリが資材を運んで来ていた。
資材運搬のヘリ
テン場の受付をしたらなんと「生」の文字が目に入る。
もちろんとびつく。こんな山奥でのめるとは・・
乾杯!
到着の1杯
たまらない爽快感。テンションはMAX。

しかしこのアルコールが原因か、テントを設営中に頭痛に見舞われる。
たまらず設営したばかりのテントで横になる。
でも、直射日光受けたテントって暑いんだよね。風が吹くといいんだけど。
ときおりやってくるヘリの爆音に悩みながら、いつのまにか眠る。

目が覚めて頭痛が治まったので水をくみに行くことに。
バックパックには全部で2リットル入れて来たが、登りで半分以上は飲んだし、食事と明日の行動には足らないので当然補充しなければならない。

水場は往復で30分。
先に来て水を入れてた高校生の集団が、先に僕の容器に水を入れてくれた。
感謝。

2リットルくむのに4分かかる。
20リットルくむそうで40分。
ラジオで高校野球の中継を聞きながら、楽しげな様子だった。

けっこうガスが出ていたので夕食後はテントでのんびりしていたけど、外で「夕日だ」という声がしたのであわてて出る。

若者たちと夕日
夕日で締めくくる2日目だった。
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白峰三山縦走の旅 3日目

午前2時50分。目覚ましはかけなかったけど昨日と同じ時間に起きれた。

ヘッドライトを頼りにコッヘルに水を入れてガスコンロの火をつける。
お湯を沸かすにはしばらくかかるので、シュラフをたたんだり、荷物をまとめる。
朝食を終えたらテントをすぐに撤収するためだ。

慣れた人なら起きてから1時間ほどで出発できるそうだが、僕の場合は1時間半くらい。
肩の小屋を出たのは4時をまわっていた。
肩の小屋を後に
肩の小屋から北岳山頂は地図のコースタイムでは50分。
4時に出れば、御来光の素敵な時間を悠々満喫できるという作戦だ。

登ってる最中も少しずつ明るくなり行く先も見えるのだが、山頂の方はガスが濃くどこまで歩くのか見当もつかない。

ひとり、下りて来た人が「今日はガスってて駄目だ」と言っていたが、登りつくと・・・
ご来光と北岳三角点
ちょうど御来光の直後だった。
こういう御来光も神々しくていいじゃないか。

登山者たち
北岳山頂はその喜びを分かち合う声で、いっぱいだった。
来た甲斐があったと。

そして北岳から見たいと思ってたのは・・
山々ふじ山
山々の後ろにひときわ高くそびえる富士山なのだが、霞が濃くて薄いね。
ちなみにこの北岳は日本で2番目に高い山。
すでに富士山は14年ほど前に登ったので、1と2番はクリアしたことになる。

北岳の影
影北岳

冷たい風に冷えて来た体に、陽が射すととても暖かく感じる。
皆が待つ朝

岩の割れ目も

光と影と朝露
こんな厳しい環境に生きるこの植物たちも、夜明けは待ち遠しい瞬間なのかもしれない。

甲斐駒岳方面

富士山が濃くならないかとしばらく山頂でねばっていたが、これ以上はなさそうなので先に進むことに。
行き先は
北岳から行く先
日本で4位の高さの間ノ岳。
稜線の低いとこに見える赤い点は北岳山荘の屋根。
その奥の山を越えた先に本日の目的地、農鳥小屋がある。

北岳を下りる途中、右の方に動くものがあるなあと思って注意をむけると・・
猿発見
こんな高い所に猿なんているものなのかと。
しかも1頭ではなく、1集団いるようで、たまに小猿が遊んでるのか、キャッキャと声がする。

北岳を下りる途中、目の前の岩が邪魔なので・・
一刀両断
半分に切った・・なんてことはない。

地図に危険マークのついてた地点。
危険箇所
滑落すれば・・・間違いないだろう。

北岳からの稜線を下り切り北岳山荘に到着。
トイレを使わせてもらい、しばし休憩。

北岳山荘を出て下りて来た北岳を振り返る。
北岳山容
勇壮な北岳。昨日はガスで見えなかったが、ちゃんと姿を見せてくれた。

少し頭痛の気配があるのでとにかくゆっくり歩を進める。
強い陽射しの中、ときおり吹く冷たい風が気持ちいい。

間ノ岳から北岳を望む
北岳が目線まで下がってきたら

間ノ岳山頂
間ノ岳山頂。

そしてその先は農鳥岳。明日登る山だ。
間ノ岳から農鳥方面

2時すぎ頃、農鳥小屋に到着。
農鳥小屋
受付をしてテント設営。
風が出てきてフライシートが煽られるので、ロープを固定する石は大きいものを選び、無事完成。

昼寝をしたり、ラジオを聞いたりしてのんびり過ごす。
5時半頃夕食にしてその後は日が暮れるまで、空をながめる。

あしをなげだし
風も穏やかになり静かな夕刻。

日の入り
今日の日よさようなら。

農鳥小屋の広場では本日最後の太陽のショーを見ようと何人もの人が空を見つめていた。

山小屋の主人いわく。
外の気温は14度。風がこんなに緩く、ゆっくり外に居られる日はそうそうない。
そして、空の色が美しいのは日が沈んでから。

マジックアワーに染まる空

紅き空を眺めて

夜へのグラデーション

夜は静かに訪れた。
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白峰三山縦走の旅 4日目

テントは乾いた風で結露もなく、撤収は思ったよりスムーズだった。
しかし、出発前のトイレで紙をどこに入れたか分からなくなり、時間のロス。
4時頃に農鳥小屋を出る。

ヘッドライトで先を照らして道を探しながら進む。
岩ばかりの所はどこがルートが分かりにくいので注意が必要だ。

西農鳥岳の手前ぐらいから西の空の色が赤く染まってきた。
紅き暁の朝

そして高台までつめると、
暁の空に浮かぶ富士
農鳥岳稜線から浮かぶ富士の姿が。

ここから農鳥岳までは上がったり下りたりで展望が効かない場所があるので、太陽の昇り加減を探りながら歩を早める。

やはり着く前の御来光となった。
御来光2

農鳥岳山頂に着くとそこに居たのは僕だけ。
頂にひとり
北岳の時とはうってかわって山頂独り占めの贅沢な時間だ。

そして1番撮りたかった、
農鳥岳からみた富士
富士も昨日よりはっきり見えて感無量。
なんか富嶽三十六景のような、小さい稜線だけなのに存在感のあるおごそかな富士。
山を信仰の対象とする文化があることが自然なものに思える。

そう、自然や、人の考えの及ばないものに対する畏敬の念。
未来への望みと、現在自分が受け入れる現象。
大きな時間の流れの中で生かされる事実を知ること。
自分の頭の中ではとても大きい自分が、こんな壮大なものたちの中にポツリと小さく存在する。

深い青の空

ここから先は概ね登りはない。
明日の下山まではほとんどが下りだ。
農鳥から笹山方面
ずっと歩いてきた稜線ももうすぐ終わり。
でも見える先はずっとつながっている。
つわものはこういう稜線を何日もずっと続けて歩き、南アルプス全山縦走とかやるそうだが、なんとストイックな。とても真似する気は起こらない。

下降点はちょうど画面の中心。
下降点を見下ろす

左にはずっと富士がみえる。
ずっと見えてる富士

ついに大門沢下降点についた。
大門沢下降点到着
大門沢下降点には分かりやすい道標が立っている。
哀悼の道標
その昔、1月にここにたどり着いた20代の若者がいたが、吹雪のため下降点を見つけられず、やむをえずここでビバーク。そして力尽きたという。
この道標は遺族の方が2度と同じ遭難者を出さないようにつくったそうだ。

鐘を鳴らし、黙祷。

富士と道標

稜線に別れを告げてまたひたすら下る。
目指す大門沢

針葉樹林帯のゴーロ
木々の丈も長くなり日陰になるも暑い。

水筒の残りも乏しくなるにつれ、残りの行程が気になる。
ザーっと沢の流れる音は聞こえるけど、なかなか水を汲める場所は出てこない。

丸木で作ったちょっとスリルの橋。
丸木橋

水が無くなってから現れた水場。
水場
目的地の大門沢小屋は近いが、ここで水を汲んで一休み。
冷たい水が体中にしみていく気分だ。

そこからちょっと歩き無事到着。
大門沢小屋
まだ午前11時。とりあえず受け付けてもらいテントを設営。
テント設営
標高がだいぶ下がったので大丈夫だろうと、小屋でビールを買い爽快感アップ。

夜まで時間はずいぶんある。

ひゃあっこい!
谷間なのでラジオは入らず、沢で足を水につけて遊んだり、
岩に足跡
とにかくボーっと過ごした。

早めに食事を取り少し睡眠。
夕方に目を覚まし、また河原の岩に寝そべり空を眺める。
暗くなるにつれ星が数を増やす。

夜空
それにしてもなんと天気に恵まれた時に来たもんだ。
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プロフィール

tallaqui

Author:tallaqui
松江に住んでます
趣味の音楽、山歩きなど・・ごちゃごちゃ書き込みたいとおもいます